top of page
3Dモデルの衣装デザインの留意点
イラストレーター向けになります。
2Dとは違い、X.Y.Z座標と奥行きまで全て数値で管理されているモデルになります。
なので、どうしてもイラストやLive2Dでは出来ても3Dだと表現が難しい場合が出てきます。
基本的に現実で着用しずらい衣装は3Dでも再現が難しいと捉えてください。
特にイラストでは隠れて見えない構造の矛盾が露呈しやすくなります。
・スカート1
スカートから足が貫通する対策として足を垂直に上げた際に太もものラインよりも上にスカートの
構造がスタートするように余白を作るという意味でデザインしていただけると貫通しにくくなります。
太もものラインよりもスカートの構造がスタートする位置が上に行けば行くほど貫通しにくくなるとおもいます。
どうしてもデザイン的に太ももラインから下になる場合は服ごと物理演算をいれることになります。
・スカート2
スカートなどの布が2重・3重と重なると布同士が貫通しだす恐れがあるのでご注意ください
・肩周り1
よく見かけるデザインですが、上着やコートが肩からずり落ちているようなデザインは
3Dモデルだとかなり破綻しやすくなります。
もちろん作れますが破綻させたくない場合はノースリーブか、ずり落ちていない通常の服などに
していただけると破綻しにくくなります。
できる限り肌と服の間の空間を作らないようにしていただけると安定します。
・肩周り2
立ち絵やイラストで上記のオーバーサイズジャケットタイプによくある問題が
「脇」の部分である胴体のジャケット部分は胴体から離れており
腕はちゃんと胴体付近に繋がっている構造が多く見られます。
この構造だと脇部分の胴体と腕が貫通してクロスするような物理的不可能な構造なるため確実に破綻します。
脇部分だけ絞るなど胴体と腕のつなぎ目を正常な位置を意識してデザインしていただけますと
破綻しにくくなります。
・関節
腕や足・胴体の関節(曲がる箇所)付近にアクセサリーや小物・模様など複雑になるものを付けるのは
できるだけ避けていただけると幸いです。
以上が留意事項になりますが留意事項はあくまで参考としてお考えください。
破綻はしやすくなりますが守らないと作れないという事では無いのでご安心ください。
どうしても気になる方はクライアントさんと一緒にご相談に乗ることも可能ですのでお気軽にご相談ください。
bottom of page